2012年8月3日金曜日

EA決算からみる邪悪~PCゲーマー編~


ゲハ臭いこともたまにはしましょう。

EAの2013年度Q1決算報告(http://investor.ea.com/results.cfm)があがりました。いつも通り拝金主義のイービルことエレクトロニックアーツらしい邪悪な内容なのですが、なかなか興味深く、景気の良い数字が並んでいて面白いです。


リテール販売の頭打ちに対してデジタル系収益の数字は前年比から全プラットフォーム60%近い成長をつづけておりデジタル最高や!パッケ店頭販売なんていらんかったんや!といった調子で語られています。注目すべきはデジタル収益最大のプラットフォームとなるPCで、コンソール比(PS3/Xbox360両P/F含む)1.5倍近い146Mドルの収益をあげており、トータルでは遂にPS3の総収益(267Mドル)を超える276Mドルをマーク、遂にPS3/XBOX360/PCの各収益が横並びとなっています、やったーPCゲーマーの大勝利だ!






しかしデジタル販売の内訳を見ると、フルゲームダウンロードの成長率は前年比3%の成長で、景気が良いのは追加コンテンツと広告収入及びサブスクリプション、特に追加コンテンツは前年比86%成長っつーことで、景気の良いグラフと文字からとても嫌な予感をビンビンに感じます、FIFA12のUT選手購入とかME3とか。

PCゲームの繁栄を草葉の陰から見守るゲリラトキトリ


デジタル販売内訳の異様さに動揺を隠せないゲリラトキトリ


BF3プレミアムは本編BF3総販売本数の10%近い数を出しており(120万売れた)、「アクティブなプレイヤーベースでの比率だと、もっといい数字になるんだぜ、サブスクリプション最高!」と大喜びする一方で、MMOサブスクリプション数業界NO.2(*いわずもがな1位はWorld of Warcraft)です!と自慢した1秒後に、「月額モデルは儲からん、即刻中止せよ!F2Pにします!」と驚異的な手のひら返しを受ける、スターウォーズ・ザ・オールドリパブリックが、かあいそうでしょうがありません、マジイービル。


F2P、モバイル(スマホ)の成長率が80%近い伸びを示し、Popcap買収後のカジュアルゾーン、ソーシャル系の収益も強い存在感を示してきてます。そういうわけで、とにかく終始デジタル万々歳、デジタルが活路を切り開く!みたいな論調で話が進むのでデジタルゲップが出ます(010001110101)、基本的に彼らの言うデジタル収益は小額ブースターのチリマウンテン、Pay2Winじみたマネタイジングモデルを指す場合がしばしば、大抵、やっぱりあるので、これまでと違う舵取りを切ったからといって相変わらずやり口がイービルな事は、変わりなく、一貫して畜生EAだなって感じです。

物理メディアの収益が前年647Mドル→今年592Mドルに対しデジタル収益が232Mドルから342Mドルになってるのでまぁこうなるのも分からなくはないですけど、今後えげつねぇ小額課金に注力されるのが目に見えて地獄です。あと世界的には爆死だったらしいですけど、Syndicateは面白いです、prophuntくんありがとう!(媚)

拝金主義EAに魂を売ったクズトリ



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