2012年9月20日木曜日

原子力は神の御手なり

Atomic Power
Jello Biafra and Mojo Nixon



おぉ、世界は震えている

その強大で万能な力。

それは天国に上がり

地獄の業火をもたらす

親愛なる兄弟は警告する

あなたが計画する時は細心の注意を払いましょうと。

あなたは力と共にあるのだ、

それは神の聖なる御手にあらん


原子力

原子力

それは神の万能なる御手なり

原子力

原子力

それは神の万能なる御手なり


あなたは2つの偉大なる都市を覚えているか?

遠い異国の地、

地表を焦がしたその時、

日本への力

親愛なる兄弟よ、気をつけて、

喜びを奪い去ることなきよう。

しかし、人を良くする為に用いるのです

決して破壊に用いぬように。



原子力

原子力

それは神の万能なる御手なり

原子力

原子力

それは神の万能なる御手なり



ヒロシマ、ナガサキ

自分たちの罪のための大きな代償を支払った

地表を焦がしたその瞬間、

彼らは戦いに勝つことはできなかったのだ

審判の日

訪れた強大な力を、

その一刻を、その一時を、我々は知る由もない。




げんしりょ~く、げんしりょ~く、能天気な南部らしいカントリーサウンドながら、その歌ってる内容は現代において不謹慎以外の何者でもない。南部のクソレッドネックによるレイシストじみた狂気による…というほどでもなく、当の本人たちの当時の感覚としてはごくごく一般的なものだったのだろう。原作者のカントリー歌手、フレッド・カービィという人は太平洋戦争が終わった翌年1946年にこの曲を発表して見事スマッシュヒットを決めてみせたという。またこの人は、1950年になると戦争カントリーヒッツ第二弾として満を持して朝鮮戦争ソング、”地獄の爆弾が落ちる時”というこれまたどうしょうもないド不謹慎ソングを発表し、これも一山当てるのだった、クソ恐ろしい。


When That Hell Bomb Falls


ヒッピーじみた反戦ロックと戦争賛美のレッドネックカントリーとは言ったものだが、流石にこれにはみんなドン引きであり、「ワイはなんでもありの不謹慎ビデオゲームやで~」と粋がるFalloutですらサントラ採用はできず、こんなにゲームのイメージにピッタリのカントリーソングを、まるで知りませんとばかりに無視を決め込むのだった。しかし、あなたはもう違う、Vaultを這い出してやってきた荒廃した大地で陽気に口ずさむ筈さ、アトミックパワー、アトミックパワー、神の万能なる御手、広島、長崎は罪の代償を支払ったのさ~。


反原発派のラスタ・トキトーリ氏とボングくん。

今の常識が50年後も同じであって当然だと思ったら大間違いです、日刊たいどわるいぞとラスタ・トキトーリ氏は反原発を強く支持します(健やかな未来の為の反核運動END)

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